営業代行業者には要注意!あなたも迷惑メール加害者になるかも!

2023年02月20日

営業代行


最近、営業代行業者に関する相談を受けることが多くなっています。


すべての業者が悪いということではないと思いますが、かなり強引な手段で悪質なケースもあるようなので今回はそんな業者の実態を紹介してみたいと思います。


営業代行も様々な種類がありますが今回は「フォーム営業代行」について取り扱います。


フォーム営業代行とは?


フォーム営業代行というと分かりにくいですが、あらゆるサイトのお問い合わせフォームに

営業メッセージを送りつけるだけというものです。


送信方法には様々な手段がありますが、あらかじめ様々なサイトのお問い合わせフォームのURLを

リスト化しており、そこに対して機械的に送信しているようなケースが多いです。



問題点1 フォーム営業は無自覚な迷惑メール送信


これの最大の問題点は営業を名乗っていながら実際にやっていることは

迷惑メール送信業者と同じだということです。もちろん、送信先の相手が興味を示す可能性というのは

ゼロではありませんが大量に送信した場合、多くの人は迷惑メールを送られたと感じます。

営業代行を使ったばかりに、あなた自身が迷惑メールを送信している張本人になるということです。


でもそれって営業全部に言えることじゃない?


どんな営業も興味のない人間には迷惑にしか感じないという意味では

フォーム営業も普通の営業と変わらないんじゃないか?そう思われる方もいるかもしれません。


しかしフォーム営業の最大の問題点はそこに人間の血が通っていないことです。

通常の営業は相手のことを知り興味を持ってくれそうな人に営業社員が直接営業を行うことが基本です。


ではフォーム営業の場合にはどうかいうと、何ら関係のない第三者がその企業を名乗り送信しているのです。

なので営業代行を依頼している企業はそもそも送り先のことを知りません。誰かもわからない相手に対し

メールを送りつけていることになるのです。これは迷惑メールと何ら変わりありません。



問題点2 営業代行業者のリストはあてにならない


多くのフォーム営業業者はうたい文句として業種別リストを用いて厳選した相手にのみ

メールを送るため、効果が高く迷惑行為にならないと主張しています。


しかし実際は違います。


私どもはホームページ作成サービスを提供しているのですが


食肉業者からジビエの販売をしてほしい

ホームページ作成業者からホームページの作成を安く請け負う

中古車販売サイトを運営している業者から登録をしてほしい


など明らかに業種とは関係ないメールが多々届きます。

そして送信者に送信の意図を尋ねると、ほぼすべてが営業代行を使っていると回答しています。


もちろん、この点だけを見れば正確な業者もいるのかもしれません。

ただしその他の問題点もあるため注意が必要です。



問題点3 営業代行業者は問い合わせフォームも注意書きを無視する


問い合わせフォームには「営業メールお断り!」など注意書きが掲載されている場合もあるかと思います。

しかし、少なくも私どもの実験では多くの代行業者が注意書きを無視しています。

というよりも機械的に送っているため、そもそも人間が読んでいないという場合もあるようです。


明確な拒否を示している相手に対して送信を行うことはマナー違反であることは

もちろんのこと嫌悪感を抱かれることは間違いありません。



問題点4 営業代行は会社の信頼を損なう可能性がある


私自身も明らかにフォーム営業代行の使っていると思われるメッセージを見ることがあるのですが

送信元企業の Googleレビューを見ると同じように迷惑と感じた方の★1つのレビューをよく目にします。

フォーム営業代行は信頼を失う可能性が高いものと判断できます。


まとめ


いかがでしたでしょうか?

私どもが実際に営業代行業者を利用している送信元の企業に対し取材を行ったところ、

実態をよく理解している、理解していないケースと様々でした。


フォーム営業代行には問題があることはもちろんなのですが一番危険なのは

利用している企業側には迷惑行為をしているという自覚がないケースがあることだと思います。


自分達の知らないところで企業イメージを下げている可能性があり利用の際には十分注意が必要です。