Cool Running with Hot Intention

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エンタメ団体ウルフラット代表、進藤キーチの日常や、ウルフラットの活動についてを綴ります。9月は二人芝居。1月には舞台公演予定。

Amebaでブログを始めよう!

前回のブログからだいぶ空いてしまいました。

 

「A to Z first step」の記憶と記録。2日目です。

 

今後とも「A to Z」は続きます。

 

もしかしたら、また「first step」から始めるかもしれませんが、

「Z」にたどり着くまで続けていこうと思います。

 

最終的に、「Z」にたどり着くことで見えてくる世界、みたいなものが

お届けできたら最高ですね。

 

ということで、

ご覧になった方も、これから見に行ってやるか、の方も

僕が即興でどんな物語を生み出したのか、

僕の記憶を頼りにあらすじ形式で記録をつけています。

 

「A」に関しては、またやるかもしれないので秘密です笑

気になる方は改めて見に来て下さい。

 

それでは、今回は2日目をまとめて行きます。

 

<初日>

Bのお題「Birth」

世にも珍しい「座り落語」。2日目も登場です。

人は生まれた時は肩や腰、膝なんか痛くも痒くもなかった。

なんでそんなことになるかと言うと。

今回は何やらサブさんが友人から相談を受けたという話。

その相談内容は、「彼女が結婚したいと言っている」

めでたい話じゃないかと言うとそうでもないらしい。

なんと彼女に子供が出来ており、その心当たりが十三人もいるらしい。

困ったサブさんは「全員集まって話をしなさいな」とアドバイス。

その後、だいぶ経ってから友人がまたサブさんの所に来てこう言った。

「やっぱり結婚することにしたよ」

なぜかと聞くサブさんに友人は、

「今度はちゃんと俺の子を身ごもったんでね」と返した。

「そりゃ肩の荷が、重くなったね」

生まれてから歳をとって、だんだんと責任やらしがらみやらがくっついてくる。

それで、肩や腰、膝が痛くなるんだね、と言うお話。

 

・色々なお題をいただいてから始めた話。

 初日よりも喋りの滑りも良く、満足の行ったお題でした。

 座り落語家も定着してきた回。

 

Cのお題「Cigarette」

傷つき、倒れこむように部屋に入ってくる男。

後生大事に胸ポケットに煙草を持っている。

どうやらこの世界では煙草はご法度。

持っているだけで射殺されても文句は言えないらしい。

そんな世の中への不満を吐き散らしていると、来訪者がやってくる。

その男は聖書を持った男。

この世界では聖書も煙草と同じようにご法度らしい。

お互いに大変だな、と話していると、突然聖書の男が倒れる。

よく見ると背中に刺された跡が。

続けて入ってくる役人。

煙草の男を恫喝し、殴り、蹴り、射殺する。

そして役人は彼の煙草を取り上げてこう言った。

「こう言うものは、俺たちのためにあるんだよ」

 

・落語の後のどシリアス。シリアスを所望されたので思いっきりやりました。

 一人芝居で楽しいのは、自分の芝居次第で見えない登場人物を想起させること。

 この回はそれが上手く行ったのではないでしょうか。

 

Dのお題「Dancer」

どこかの国の会議室。

傾いた国をどうにかしようと会議が始まる。

しかしどうにもまとまらない。

「お前たちは有識者じゃない!踊り子だ!会議は踊る!されど進まず!」

 

・ショートバージョンのお題でした。

 どシリアスの後にこんな超絶くだらない話で申し訳なかったです笑

 会議に参加している人間を五人ほどやって合計6役程度やったのですが、

 「アドリブなのに全員のキャラや喋り方、声色を間違えないのはすごい」とお褒めいただきました笑

 

Eのお題「Earthquake」

仕事から帰ったお父さんが晩酌しながら夕飯を食べている。

食べながら娘や奥さんと話そうとするのだが、そっけない態度。

だが、それも幸せ。

テレビでは東日本大震災の番組が流れている。

「地震の時はお父さんの部屋のデスクの下に隠れるんだぞ」なんてことを娘に言いながら、

幸せな時間が過ぎていく。

どうやら奥さんと娘はお風呂に入るらしい。

晩酌もそこそこに、ちびちびと飲み進めているお酒を、

大切にしまうお父さん。

そこに突然の大地震が発生。

そして……

場面は変わり、がれきの中の救助隊。

生存者を見つけるためにがれきの中を声かけしながら進む。

男性の腕を見つけるも、手遅れ。

元はお風呂場だったであろう場所からは、母親と娘が見つかるが、そちらも手遅れだった。

見つかったのは皮肉にも、家人が大切にしていたであろう、お酒だけだった。

 

・最後の最後に少し教訓めいたお話。

 やはりお客さんの心の中に震災の陰はまだ残っていたようで、

 えもいわれぬ感覚になったようですが、不思議と嫌な気持ちではなかった、とのお言葉をいただけました。

 かく言う僕も、阪神大震災の影響は確実にありました。だからこその、このお話だったように思います。

 

と行った形でお送りした2日目。

「E」までたどり着きました。

そして続けて3日目。

 

それはまた後日。

 

お楽しみに。

まず初めに、「A to Z first step」

ご来場頂きました皆さま、誠にありがとうございました。

 

初の試みで少し硬かった初日、

反省を生かし、楽しめた中日、

そしてお気に入りの作品ができた楽日。

 

今後とも「A to Z」は続きます。

 

もしかしたら、また「first step」から始めるかもしれませんが、

「Z」にたどり着くまで続けていこうと思います。

 

最終的に、「Z」にたどり着くことで見えてくる世界、みたいなものが

お届けできたら最高ですね。

 

ということで、

ご覧になった方も、これから見に行ってやるか、の方も

僕が即興でどんな物語を生み出したのか、

僕の記憶を頼りにあらすじ形式で記録をつけていきます。

 

「A」に関しては、またやるかもしれないので秘密です笑

気になる方は改めて見に来て下さい。

 

それでは、今回は初日をまとめて行きます。

 

<初日>

Bのお題「Bible」+「BEATLES」

どこかの酒場で若者にくだを巻く無職の高齢者。

「あんたも音楽やってんのか。ビートルズって知ってるかい?」

昔話を押し付け、最近のことはわからん、と突っぱねる。

だが、どこか憎めないおじさん。

ひょんなことで話題は彼の持つ「本」へと移る。

「これは俺のお師匠さんが書いた本さ。俺のバイブルだ」

彼はその本に書かれた通りに生きてきたという。

だが、今となっては無職。

「なんで人は、教えの通りに生きられないんだろうな」

彼は若者に自分のバイブルを投げつける。

「読め!そしてすぐ捨てろ。本に人生はない。お勘定!」

そうして彼は酒場を去って行った。

 

・くだを巻くおじさん役が好評だった話。

 バイブルだけだと重くなりそうだったので追加でお題をいただきました。

 最終的には一役のみでうまくまとめられたお気に入りの一つ。

 こっそり「Botle」と「Book」が隠れています。

 

Cのお題「Cut」

世にも珍しい「座り落語」。老人ホームでの高座らしい。

その彼も高齢者に差し掛かり、膝が悪いってんで椅子に座って落語をやるらしい。

「最近は若いもんもお年を召したお人もすぐにキレちまって困りもんですな」

話は空いた電車の中。優先席に座る若者を老人がどやすが、

なんとも話の筋が通ってない。

怒り心頭で立ち眩む老人を助ける若者だったが……。

しかしそこで噺が途切れてしまう。

「あんたは何をやらせてもダメだねえ」

見るに見かねて師匠が止めに入る。どうやら稽古だったようだ。

「あんた、もう来なくていいよ」

とクビを宣告されるが、食い下がる。食い下がって食い下がって

しまいには怒った師匠が「いい加減にしねえか!」

「まあまあお師匠、そんなにカッと(Cut)しないで」

 

・初日で誕生した「座り落語家」。3日間で一番評判がいい役です。

 僕自身とても落語が好きなのでいつか本当に落語、覚えようと思ってます。

 キレる、噺が切れる、首を切る、と切る(Cut)をいくつかかけた後、

 ダジャレで締めるあたりがオシャレかな、と個人的に思っています笑

 

Dのお題「Dynamite」

どこかの居酒屋。モテない男二人が酒を酌み交わす。

くだらない話をしていたら、店の客が一斉に逃げていく。

よくよく聞いて見るとなんと、店にダイナマイトが仕掛けられているらしい。

「この状況をなんとかしたらモテるかもしれない!」

と息巻いて、ホール、厨房、バックヤードを駆けずり回り、ダイナマイトを探す男。

しかしなかなか見つからず、途方に暮れているところに店員さんが。

浮かない顔で友人の元に戻る男。

「聞き間違いだってさ。佐々木さんがなかなかお酒を出さない伊藤さんに、

 『おい! 大生! 伊藤!』って叫んだんだって……」

 

・思いがけず2連続でダジャレで締めてしまった問題作笑

 一番笑いが取れた話でもあります。

 厨房での名台詞、「恐怖のあまり、通常業務に戻っている!」は忘れられません笑

 最後は元気に終わりたかったので、とにかく動いて動いて動きまくりました。

 結果的には楽しんでいただけたのでいい締めだったのかな?

 

 

初日は硬さもありましたが、方向性は間違っていないとの確信と、

久しぶりのアドリブ芝居の勘が急速的に戻ってくるのを感じました。

 

そして、一日空いて2日目。

 

それは次の記事で。

 

お楽しみに。

カレーフェス真っ只中で店がカレーまみれです!

おかげさまで売れ行き好調です!

 

というわけで「贋金と天秤」が終わってまだ間もないですが、

当日パンフでもお知らせしていた次回作!

 

次回作というかなんというか

今回はライブに近いものがあります。

 

 

進藤キーチ単独企画第2弾

『A to Z first step』

作・演出・出演:進藤キーチ

日程: 11月3日(金)5日(日)6日(月)※訂正!

時間:open 18:30

        start 19:00

会場:下北沢ARK BOX

料金:¥1,500(1ステージ15名限定)

 

進藤キーチが月1ペースで開催していく企画の第二弾。

AからZまでそれぞれのアルファベットから始まる

単語に合わせて短いストーリーをお届けします。

 

最初の一文字「A」と最後の一文字「Z」は固定で、

26文字全ての文字から始まる単語から連想されるお話を

アドリブ形式でお届けします。

 

一晩で26文字全部やると時間が大変なことになりそうなので

今回は「first step」として、数文字お送りする予定です。

 

ちょろっと踊ったりもする……予定!

 

日程が変則的なので皆様お間違えなきよう!

 

おそらく当日飛び込みでも入れますが

見にこられる場合はご予約されると間違いないです!

 

皆様何卒、よろしくおねがいいたします!